63回目の終戦記念日です…
2008年08月15日 63回目の終戦記念日です…
今日は、63回目の終戦記念日です…恒久平和への祈りを…

この戦争による主な国の死亡者数を(軍人+市民=全死亡者数)で紹介します。日本(170万+38万=208万)、ソ連(1300万+700万=2000万)、中国(350万+1000万=1350万)、ドイツ(350万+380万=730万)、ポーランド(12万+530万=542万)、フランス(25万+36万=61万)、イギリスおよびイギリス連邦(45万+6万=51万)、イタリア(33万+8万=41万)、アメリカ(軍人のみ40万)となっています。
写真は、ポツダム宣言を受諾するための御前会議と、終戦の詔勅を聞いた後の皇居前の国民の様子です。現在も、世界各地で紛争という名の戦争が行われています。一旦起こった戦争を終戦させるのは、とても困難なことだということがわかります。太平洋戦争を終わらせることも大変困難なことだったと思います。
日本は昭和天皇の終戦の詔勅を録音したレコードをラジオで流す、いわゆる玉音放送で、敗戦という終戦となりました。この詔勅の文章は難しいけれど、これを発布した昭和天皇のお気持ちと、ラジオの前で聞いた国民の気持ちを知るためにも続きを読むに詔勅を掲載しましたのでをクリックして、一読してはいかがでしょうか…
終戦の詔勅(玉音放送)
朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑(かんが)ミ、非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ、茲(ここ)ニ忠良ナル爾(なんじ)臣民ニ告グ。
朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ。
抑々(そもそも)帝国臣民ノ康寧ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕(とも)ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(けんけん)措(お)カザル所、曩(さき)ニ米英二国ニ宣戦セル所以(ゆえん)モ亦(また)実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出(いで)テ、他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スガ如キハ固(もと)ヨリ朕ガ志ニアラズ。
然ルニ交戦已(すで)ニ四歳ヲ閲(けみ)シ、朕ガ陸海将兵ノ勇戦、朕ガ百僚有司ノ励精、朕ガ一億衆庶ノ奉公、各々最善ヲ尽セルニ拘(かかわ)ラズ戦局必ズシモ好転セズ。
世界ノ大勢亦我ニ利アラズ。加之(くわうるに)敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻(しきり)ニ無辜(むこ)ヲ殺傷シ惨害ノ及ブ所真ニ測ルベカラザルニ至ル。
而(しか)モ尚交戦ヲ継続セムカ、終(つい)ニ我ガ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラズ延(ひい)テ人類ノ文明ヲモ破却スベシ。
斯(かく)ノ如クハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子(せきし)ヲ保(たもて)シ皇祖皇宗ノ神霊に謝セムヤ。
是(こ)レ朕ガ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応ゼシムルニ至レル所以ナリ。
朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セザルヲ得ズ。
帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉ジ非命ニ斃(たお)レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セバ五内(ごだい)為ニ裂ク。
且(かつ)戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ、朕ノ深ク軫念(しんねん)スル所ナリ。
惟(おも)フニ今後帝国ノ受クベキ苦難ハ固(もと)ヨリ尋常ニアラズ。
爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル。
然レドモ朕ハ時運ノ趨(おもむ)ク所堪(た)ヘ難キヲ堪ヘ忍ビ難キヲ忍ビ、以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス。
朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ、常ニ爾臣民ト共ニ在リ。
若(も)シ夫(そ)レ情ノ激スル所、濫(みだり)ニ事端ヲ滋(しげ)クシ或(あるい)ハ同胞排擠互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フガ如キハ朕最モ之ヲ戒ム。
宜(よろ)シク挙国一家子孫相伝ヘ、確(かた)ク神州ノ不滅ヲ信ジ任重クシテ道遠キヲ念(おも)ヒ、総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ、道義ヲ篤(あつ)クシ志操ヲ鞏(かた)クシ、誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ、世界ノ進運ニ後(おく)レザラムコトヲ期スベシ。
爾臣民其レ克(よ)ク朕ガ意ヲ体(たい)セヨ。
朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑(かんが)ミ、非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ、茲(ここ)ニ忠良ナル爾(なんじ)臣民ニ告グ。
朕ハ帝国政府ヲシテ米英支蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ。
抑々(そもそも)帝国臣民ノ康寧ヲ図リ万邦共栄ノ楽ヲ偕(とも)ニスルハ皇祖皇宗ノ遺範ニシテ朕ノ拳々(けんけん)措(お)カザル所、曩(さき)ニ米英二国ニ宣戦セル所以(ゆえん)モ亦(また)実ニ帝国ノ自存ト東亜ノ安定トヲ庶幾スルニ出(いで)テ、他国ノ主権ヲ排シ領土ヲ侵スガ如キハ固(もと)ヨリ朕ガ志ニアラズ。
然ルニ交戦已(すで)ニ四歳ヲ閲(けみ)シ、朕ガ陸海将兵ノ勇戦、朕ガ百僚有司ノ励精、朕ガ一億衆庶ノ奉公、各々最善ヲ尽セルニ拘(かかわ)ラズ戦局必ズシモ好転セズ。
世界ノ大勢亦我ニ利アラズ。加之(くわうるに)敵ハ新ニ残虐ナル爆弾ヲ使用シテ頻(しきり)ニ無辜(むこ)ヲ殺傷シ惨害ノ及ブ所真ニ測ルベカラザルニ至ル。
而(しか)モ尚交戦ヲ継続セムカ、終(つい)ニ我ガ民族ノ滅亡ヲ招来スルノミナラズ延(ひい)テ人類ノ文明ヲモ破却スベシ。
斯(かく)ノ如クハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子(せきし)ヲ保(たもて)シ皇祖皇宗ノ神霊に謝セムヤ。
是(こ)レ朕ガ帝国政府ヲシテ共同宣言ニ応ゼシムルニ至レル所以ナリ。
朕ハ帝国ト共ニ終始東亜ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ対シ遺憾ノ意ヲ表セザルヲ得ズ。
帝国臣民ニシテ戦陣ニ死シ職域ニ殉ジ非命ニ斃(たお)レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セバ五内(ごだい)為ニ裂ク。
且(かつ)戦傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ、朕ノ深ク軫念(しんねん)スル所ナリ。
惟(おも)フニ今後帝国ノ受クベキ苦難ハ固(もと)ヨリ尋常ニアラズ。
爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル。
然レドモ朕ハ時運ノ趨(おもむ)ク所堪(た)ヘ難キヲ堪ヘ忍ビ難キヲ忍ビ、以テ万世ノ為ニ太平ヲ開カムト欲ス。
朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ、常ニ爾臣民ト共ニ在リ。
若(も)シ夫(そ)レ情ノ激スル所、濫(みだり)ニ事端ヲ滋(しげ)クシ或(あるい)ハ同胞排擠互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フガ如キハ朕最モ之ヲ戒ム。
宜(よろ)シク挙国一家子孫相伝ヘ、確(かた)ク神州ノ不滅ヲ信ジ任重クシテ道遠キヲ念(おも)ヒ、総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ、道義ヲ篤(あつ)クシ志操ヲ鞏(かた)クシ、誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ、世界ノ進運ニ後(おく)レザラムコトヲ期スベシ。
爾臣民其レ克(よ)ク朕ガ意ヲ体(たい)セヨ。
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